Nakamura Koh

DIARY

Ludwig Big Beat

新しくドラムセットを買いました。
LudwigのBigBeatという1970年台のセットです。サイズは22,16,13,12。

これまで使ってきたYAMAHAのセットにはない遊びというかよい意味でいい加減な部分がほしくて、以前からLudwigのセットはどうかな、としばらく考えていました。
ぼくはプレイスタイル的に割とマジメ、というか性格がやはりそういう感じなのできっちりしたセットだと偏りすぎてしまうような気がしていたので、楽器で遊びを持たせればいいバランスになるのではないかと。

 

結果、最高です。
作りはホントにいい加減で、国産のドラムではあり得ないようなエッジの曲がり、合板の整形の雑さがなんですが、これがどうして叩いてみると不思議といい音。
当然細かなチューニングに反応する訳もないんですが、ちょいちょいっとやると勝手に鳴り出す不思議なセットです。

 

 

 

ヘッドはタム類は表Coated Ambassador、裏Clear Ambassador
キックは表Coated Ambassador、打面PowerStroke3 Clear
タムは王道の組み合わせで、アンバサでも十分太い音がします。この間80sなタムのビートの曲を演奏したらベーシストの方に「いい音すぎて笑っちゃった」なんて言葉をいただいたりも。
キックは最初PowerStroke3 Coatedを張ってみましたがどうもモコモコしすぎてしっくりこなかったのでClearに。
今までCoatedを張ることが多かったですがバシッと叩きたい方なのでもしかするとキックはClearの方が好みなのかもしれません。

 

ライブにレコーディングに使いましたが、ロックな音にするならキックも含めてミュートは最小限がいい感じ。
総じて、タイトな音がするドラムな印象。おそらくシェルが真円に近いほどサスティンが伸びると思われるのでもしかすると少しいびつな形なのかも。
Ludwigのドラムはサスティンが長いというかオープンなイメージを持っていましたがいい意味で覆りました。

とにかく音が太くて暖かい。以前から使ってるYAMAHAのRockTourでもそういう音は出せるんですが、録り音の太さはおそらくLudwigに軍配が上がりますね。
なのでRockTourの方はピンスト系を張ってアタック強い音用にシフトさせていこうと思います。
大きな会場で大音量の音楽をやるならやはりYAMAHAかも。こちらもとてもよいセット。

 

この2台でかなり守備範囲が広がりました。小さな会場ならYD3000も使える。
楽器のチョイスで演奏が変わりますので。

 

いい仕事ができるようにがんばります!