【50 Amazing Bass Lines by One Man Synth Bass And Drums】制作話その2
前回までの話はこちら→その1
さて、ちょっとやってみようかなというノリで2017年6月に始めたドラムとシンセベースの同時演奏。
ちょうどそれから3週間ほど後古賀小由実Trio
古賀小由実(Vo&Pf)
清水康弘(Gt)
中村皓(Dr)
でのレコーディングが決まっていたのでした。
場所は小由実さんの佐賀のご実家の音楽室(スタジオというよりそう呼びたい)で、おそらく環境的にも時間的にも1発録りになりそうという状況。
そのうちの1曲はこの曲。
古賀小由実Trioはベースレスです。
しかもファンキーな曲。リズムも練習しているI Wish(Stevie Wonder)に似ている。。。
これはもしかしたらやれるかも?と思い練習を始め、迎えた録音前日。
私「小由実さん、実は あんたがたどこさ でこんなことをやろうと思うんだけど」
弾いてみせます。ちょっとたどたどしい。。。
小「え、、、ちょっと、どうですかね、、、」
私「あ、、、ですよね」
そこから1時間半ほど猛練習開始(その前にやっておけよ)。
今回のテーマは歌も演奏も一発録り。上手くいかなかったら体力も集中力もかなり削ぎ取ってしまいます。ましてやミスしたところも後から直せない。
このレコーディングの模様は小由実さんとギターのやすさんが日記に詳しく書いてくださっています。
小由実さんの日記
ちょっと下までいって2017.07.06 Thursday参照
次の日録音本番ではなんとか集中力を高めていいテイクを残すことができました。あぁーよかった。。。
このスタイルはドラムを叩く手が左手一本になるので通常のフィルインがほぼ使えなくなる上に、ハイハットの刻みが左足なのでニュアンスをつけられる幅が著しく狭くなります。つまりベースラインがあるというメリットの代わりにドラムの表現力を犠牲にしているわけです。
そんなドラムとベースを聴いて瞬時にアンサンブルを変えていく2人がいてくれてこそのものだなと感じました。こちとらよちよち歩きだったのに。感謝です。。
アルバムの発売初日のライブだったチャリティーライブ『HOME』2017での演奏の一コマです。
音源はYouTubeには公開していないのでよかったらアルバムご購入いただけたら嬉しいです。笑
古賀小由実Trio一発録りアルバム 「織-orinasu-」
ちょうどこの一連のレコーディングとライブのおかげで手応えをつかんできた頃に
【50 Amazing Bass Lines by One Man Synth Bass And Drums】
のアイディアが浮かんできたのでした。
→その3へ続く