この半年何をしていたか:その2
その1より続く。
4月終わり頃新しく作曲仕事を紹介してもらう。
他にやることもなかったのでこれを友人ミュージシャンたちと協力して5月末までに大量に作ることにする。
自分1人の曲も作りながら、ファイルのやりとりをセッション感覚で。
例えばぼくがドラムだけ送って、それにギターとベースが入って返ってくる。
それに鍵盤を足してミックスして完パケ。
友人ミュージシャンたちのアイディアの豊富さ、演奏の素晴らしさに驚くことも多かった。
結果として145曲を制作。おそらくこれらの曲は来年以降まとまった収入になってくるはずだけどあまりに曲数が多かったので前払い分でもそこそこの収入にもなったのでありがたい。。。
作業がものすごく速くなった。アイディアが浮かぶのもそれを形にするまでが今までと段違いに。
そして何より人と音楽を作るのは本当に楽しい。
一つわかったことがあった。
ガンガン制作を始めて2週間ほど経ったある日、嫌な感じが。病みかけてしまう(そう重い話ではないのだけど過去に病院に行った経験あり)。
これまでの制作スタイルはテンションのままにできるところまで突っ走る。。。
ライブやリハーサルがあった頃はそれぞれが息抜きになって自然とスイッチが切り替わっていたのだけれど、制作のためのアウトプットを続けた結果バランスを崩しかけた。
2日ほどほぼ完全に休んで、それからは1時間半のタイマーをかけてどんなに乗っていても休憩をすることにした。
休憩の時間は決めず、また作業をしたくなったら再開するというやり方。
アウトプットだけでは壊れます(笑)。
5月頃は持続化給付金や東京都の感染拡大防止協力金についてもミュージシャン仲間たちと週1、2回行っていたオンライン飲み会で情報交換。
無事もろもろを受けとったので生き延びようというモードに完全にシフトした。
2020年はライブや演奏の仕事は元のようには復活しないという前提。
楽曲制作と演奏と半々でやってきたのを今年に限っては9:1くらいのつもりで動く。
(現在は少しずつ演奏仕事も復活してきているので最悪の想定よりはよい)
そう決めて5月末でBGMの仕事が一区切りがついたところから一気に自宅の制作環境に投資。現在もアップデート中。
・Apogee Element 46(オーディオインターフェース)
・Focal Shape 50(モニタースピーカー)
・KEY STATION88(MIDIキーボード)
・Omnisphre、Keyscape、Stylus、Superior Drummer3(音源)
・デスクにキーボードスライダーを自作して取り付けMIDIキーボードを正面の位置に。
・自宅レッスン用に88鍵盤のキーボードを追加。
オーディオを録るよりソフトシンセが中心の制作スタイルなので、バウンスされた音には関係ないオーディオインターフェースとモニタースピーカーはずっと後回しにしてきたのだけれど、作業のストレスを一つ一つ解決していくとより速くクオリティの高いものが作れるようになることを実感。。。
音楽を作るのも聴くのも今までより解像度が高い。
そうやって動いて投資していくうちに少しずつ仕事をいただけるようになってきた。
その3へ続く…